面接での話し方
面接となると皆さんまず気にするのがマナーや身なりです。
本を買い、入室方法や座るタイミング、また髪型やスーツの着こなし方など。
ただ、もちろん最低限できていなければなりませんが、ちょっとミスしたって大丈夫です。私なんて、集団面接でお辞儀を忘れ、一人先に座ってしまったというミスをしましたが、普通に通過しました。
また女性で気にしがちなのが、ワイシャツです。第一ボタンがあるのがいいのか、ないのがいいのかということ。よっぽどのお堅い企業でない限り、どうでもいいです。私はボタンが嫌いなので、常にないタイプのものを着ていましたが、何ら選考には影響ありませんでした。
むしろ、襟を出すのか出さないのかはっきりしていなかったり、第一ボタンを留め忘れていたり、という方が印象が悪いです。
さて、面接での話し方なんてタイトルに書きましたが、以下のポイントが重要なのかなと感じました。
①1分弱で
②要点をまとめて
③ハキハキと
伝えることです。
①1分弱で話す。
緊張してしまったり、伝えたいことが多くあったりで、一つの質問に2~3分かけて回答する方がいます。個人面接ならいいかもしれませんが、集団面接で、しかも一組6人のグループだとしたらどうなりますか?一つの質問を回すのに12分以上かかってしまうんです。
実は先日、学生8人:面接官6人の集団面接がありました。しかも私は端に座っていたので、どの質問においても7人分の回答を待たなければなりませんでした。その上皆さん一つの回答に3分近くかけるため20分待たされての回答です。
まあ、暇でもあったので、面接官の様子をちらちら伺っていたんですけど、皆さん途中で飽きていました。そりゃそうですよ、一人3分もグダグダ話すんですから。
一方で、私はあまりきちんとした回答を用意していないのもありましたが(笑)、面接官の方がいちいち時計を気にしていたのがわかったので、どの質問においても1分弱しか話しませんでした。
面接官の方がみんな、「これで回答終わり?」なんて顔をするので、最初の時点で「あ、やばい、終わった」なんて思っていましたが、後半以降はやたら面接官の反応がよかったんです。
学生が90分の授業に飽きて寝てしまうように、面接官の方だって飽きてしまいます。「〇分程度でまとめて」と指定がない限りは1分でまとめる意識をした方がいいでしょう。
②要点をまとめて話す。
上記に通ずる部分がありますが、1分はすごく短いです。でも、だからこそ”要点”が重要なんです。
面接の準備で回答を考えることが多くあると思いますが、回答を丸暗記していると落とされます。必要なのは、重要単語やフレーズを覚えることです。「これだけは言いたい、このポイントは絶対伝えたい」というところだけを暗記してください。そうすれば自然と話す時間も短くなります。それに暗記したものって自分の言葉には聞こえなくなるので、相手にも伝わりづらいです。
よく本などで「具体的なエピソードを盛りこめ」なんて言いますが、はっきり言って不要です。私もよく具体的な話を盛り込んでいましたが、基本的に”結果”の部分しか話していません。「~に取り組む中で最高売上更新を達成しました。この行動力を活かし~」ってくらいです。その”取り組む中”の部分について永遠と語り出す人がいますが、面接官は求めていません。気になったら、むしろあちらから質問が来ます。求められているのは”過程”エピソードでなく”結果”エピソードです。
③ハキハキと話す。
なんだかんだ、これが一番です。面接って人となりを見られる場なので、そこでハキハキ話せなだけで悪印象に繋がります。授業の先生だって、何かボソボソ声でなんか要点もよくわからない話をしてたら聞く気失せますよね?一緒です。
”人に伝える”ということを意識して話さなければ、伝わるものも伝わりませんよ。
さて、あと1社面接が残ってます。これが終わればようやく長かった就活が終わります。正直どっちに転んでも満足のいく結果を得られそうです。まあ、選択肢ができてしまう分悩まなくてはならないのですがね。
夏は遊ぶぞー。