ご縁

就活を始めるとよく言われる言葉があります

 

「就活はご縁なので・・・」

 

実際そうです。どんなに強い思いを抱いていても、誰よりも企業研究して選考に向けて努力したとしても、それが報われる人っておそらくほんの一握りです。

 

少なくとも私の周りで、第一志望の企業へ決まった人って一人もいません。

第一志望の企業へ行ける人って、スクールカーストでもトップに君臨し、いつでも自分を中心に世界を回してきたタイプの人間なんじゃないかって私は思ってます(笑)

実際、説明会に行き、大手や人気企業の先輩社員や人事の方を見ていると、輪の中心にいましたってタイプの方が非常に多いです。

 

だから大学でもサークルに打ち込んで、幹事をやっていつもみんなと飲みまくってましたってタイプの人の方が、毎日サークルにも参加せず頑張って勉強してましたって人より受けるのかなーって勝手に思ってます。(超個人的な意見です)

 

悲しいことに、就活においては努力って報われないです。半分くらいは報われます。ただ、最終的には「合う」か「合わない」かの世界になってくるので、よほど相手(企業側)のニーズを把握し、それに合わせて変化し適合してく力がある人でないと難しいと思います。

 

そういった意味でも、結局は「ご縁」なんでしょうね。

 

とある企業さんの筆記試験の場で

「弊社の筆記試験に不合格であっても落ち込まないでください。決して貴方が劣っていたから落とすわけではありません。うちとのご縁がなかっただけです。」

て言われたんですよ。

はじめ聞いたときは「うっせ、だったら筆記試験なんてやるな」って思ってましたけど、でも結局、その時の問題内容であったり、自分の作文を読んだ人事との相性だったりと、大きいくくりで考えれば、結局縁と運がなかったんだな~って思います。

 

まああとは、もう業界そのものとの相性もあります。

私は某エンタメ企業グループのグループ会社を10社ぐらい受けたんですけど、なんと全部落ちたんですよ。ほんっとうにここまでくると相性が悪かったとしか思えないです。面接まで行って落とされたものもあったので、「ああ、本当にこのグループとは合わないんだな」って諦めがつきましたけどね。

 

 

人って急には変われません。どんなにこれまで根暗であったけど、就活ではポジティブで創造力に富んだ人間になりきって、エンタメ業界へ入ろう!って思っても無理です。結局そんな偶像は、面接で予想外の質問が1つ来ただけであっけなく崩れ去ります。

 

就職活動に成功する人って、きちんとこれまでの自分の人生を振り返り、自分の性格と吟味して、ういった職業や企業に向いているかをきちんと理解したうえで、就活できる人なんでしょうね。

「あそこの企業が魅力的だから」「商品が好きだったから」

とかいう、夢や理想、希望で就職活動を初めてしますとばっきばきに心おられます・・・私のように。

 

私はまさにそれで失敗しているパターンで、今ほぼ1から就職活動をやり直している最中でもあります。

食品メーカーをたくさん受けてましたが、なんで受けていたのか、よくわかりません(笑)みんなが知ってて、有名で、自分も好きな商品多くて~っていう典型的な大手企業病でした。

でもふと自分が就職するうえでやりたくないことってなんだって考えたときに、

1、営業 2、転勤 の2点があがりました。絶対東京出たくない(笑)

 

だったら、食品メーカーなんて、最も受けてはならないなあ~って5月になりやっと気づきました。今は専ら、都内にしか事業所がなく営業もない仕事を探してます。

 

一つ狙ってる職業があるんですけどね、それもまた募集人数が「若干名」ばかりの狭き門になるので、どうなるかわかりません・・・